カメラセンサーサイズとは?フルサイズからマイクロフォーサーズまでを解説

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まさぴよです

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レンズ交換式カメラで多く使われているセンサーサイズについて紹介しますね

目次

カメラのセンサーの役割

カメラのセンサー、または撮像素子は、レンズを通して入ってきた光を電気信号に変換し、画像データを生成するカメラの心臓部分です。このセンサーのサイズが、写真の品質、ボケの量、ダイナミックレンジ、そしてカメラの大きさや重さに大きく影響します。

フルサイズセンサーの特徴とメリット・デメリット

フルサイズセンサーは、デジタルカメラにおいて最も広く使われているセンサーサイズの一つで、多くのプロフェッショナルカメラに採用されています。以下に、フルサイズセンサーの特徴とそれに伴うメリット・デメリットを詳しく説明します。

FXフォーマットとDXフォーマットの違い | ニコンイメージング (nikon-image.com)

フルサイズセンサーの特徴:

  • サイズ: 約36mm×24mmで、35mmフィルムカメラのフレームサイズと同じです。
  • 画質: センサーが大きいため、ピクセルが大きく、より多くの光を捉えることができます。これにより、画像の解像度が高く、ノイズが少ない写真を撮影できます。
  • ダイナミックレンジ: ピクセルが大きいため、より広いダイナミックレンジを持ち、明るい部分と暗い部分の詳細を同時に捉えることができます。
  • ボケ: 大きなセンサーは、浅い被写界深度を生み出し、背景のボケが美しいポートレートや風景写真に適しています。

メリット:

  • 高画質: フルサイズセンサーは、細部まで鮮明な画像を提供し、プロフェッショナルな写真撮影に最適です。
  • 低照度性能: 大きなセンサーは、暗い環境でも優れた写真を撮影することができます。
  • 広い視野: フルサイズセンサーは、同じ焦点距離のレンズで撮影した場合、APS-Cやマイクロフォーサーズよりも広い視野を提供します。

デメリット:

  • サイズと重量: フルサイズセンサーを搭載したカメラは、一般的に大きく重いです。
  • コスト: フルサイズセンサーは製造コストが高いため、カメラ本体の価格も高価になります。
  • レンズの選択: フルサイズ用のレンズは、APS-Cやマイクロフォーサーズ用のレンズに比べて大きく、重く、また高価です。

フルサイズセンサーは、その優れた画質とパフォーマンスにより、プロの写真家や高品質な写真を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢です。しかし、そのサイズ、重量、コストは、特に旅行や日常の撮影には不便を感じることがあります。したがって、カメラを選ぶ際には、これらの要素を考慮して、自分の撮影スタイルや予算に合ったセンサーサイズを選ぶことが重要です。

APS-Cセンサーの特徴とメリット・デメリット

APS-Cセンサーは、フルサイズセンサーよりも小さく、一般的にはエントリーレベルから中級レベルのデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラに使用されています。以下に、APS-Cセンサーの特徴とそれに伴うメリット・デメリットを詳しく説明します。

APS-Cセンサーの特徴:

  • サイズ: 約23.6mm×15.8mmで、フルサイズセンサーの約半分の大きさです。
  • クロップファクター: APS-Cセンサーはクロップファクターを持ち、これはレンズの実際の焦点距離をセンサーサイズに合わせて拡大する効果があります。クロップファクターはNikonの場合は1.5xとなり、50mmレンズは実質75mmの視野を提供します。
  • 解像度: センサーが小さいため、ピクセル密度が高くなりがちですが、これは解像度が高い写真を撮影することを意味します。
FXフォーマットとDXフォーマットの違い | ニコンイメージング (nikon-image.com)

メリット:

  • コンパクト: APS-Cセンサーを搭載したカメラは、フルサイズカメラよりも小さく、軽量で持ち運びが容易です。
  • 価格: センサーが小さいため、製造コストが低く、カメラ本体の価格も比較的安価です。
  • レンズの多様性: APS-C専用のレンズは小さく、軽量で、価格も手頃です。また、フルサイズレンズも使用可能です。

デメリット:

  • ボケ: センサーが小さいため、フルサイズセンサーと比較して背景のボケが少なくなります。
  • 低光環境での性能: センサーが小さいため、低光環境でのノイズが増加する可能性があります。
  • ダイナミックレンジ: フルサイズセンサーに比べてダイナミックレンジが狭い可能性があります。

APS-Cセンサーは、日常の撮影や旅行、ハイキングなどのアクティビティに最適な選択肢です。また、価格が手頃であるため、写真撮影を始めたばかりの方や予算に制限がある方にも適しています。しかし、プロフェッショナルな用途や低光環境での撮影には、フルサイズセンサーの方が適している場合があります。

マイクロフォーサーズセンサーの特徴とメリット・デメリット

マイクロフォーサーズセンサーは、コンパクトなカメラシステムを求めるユーザーに人気のある選択肢です。以下に、マイクロフォーサーズセンサーの特徴とそれに伴うメリット・デメリットを詳しく説明します。

マイクロフォーサーズセンサーの特徴:

  • サイズ: 約17.3mm×13mmで、フルサイズセンサーよりもかなり小さいです。
  • クロップファクター: マイクロフォーサーズセンサーはクロップファクターを持ち、これはレンズの実際の焦点距離をセンサーサイズに合わせて拡大する効果があります。クロップファクターがフルサイズセンサーと比べると2.0xとなりますので、50mmレンズは実質100mmの視野を提供します。
  • アスペクト比: 4:3のアスペクト比を持ち、これは多くのスマートフォンやコンピュータのディスプレイと同じです。
  • 解像度: センサーが小さいため、ピクセル密度が高くなり、高解像度の写真を撮影することが可能です。

メリット:

  • 携帯性: マイクロフォーサーズシステムは非常にコンパクトで、軽量なカメラとレンズを提供します。
  • レンズの選択肢: マイクロフォーサーズ用のレンズは多様で、特に望遠レンズが小さく軽量です。

デメリット:

  • 低光環境での性能: センサーサイズが小さいため、低光環境でのノイズが増加し、画質が低下する可能性があります。
  • ボケ: センサーが小さいため、フルサイズやAPS-Cセンサーと比較して背景のボケが少なくなります。
  • ダイナミックレンジ: センサーサイズが小さいため、ダイナミックレンジが狭く、明暗のコントラストが高いシーンでは細部が失われやすいです。

マイクロフォーサーズセンサーは、日常の撮影や旅行、特に軽量でコンパクトなカメラを求める場合に最適です。また、センサー画角の影響で望遠に強い特徴があります。

記事のまとめ

カメラのセンサーサイズは、写真の品質に大きな影響を与える重要な要素です。フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズといった異なるセンサーサイズは、それぞれ独自の特徴とメリット・デメリットを持ちます。

フルサイズセンサーは、最も優れた画質を提供し、プロフェッショナルな写真撮影に適していますが、カメラとレンズが大きく重く、価格も高いです。

一方で、APS-Cセンサーは、よりコンパクトで軽量なカメラを提供し、初心者や趣味の写真家に適していますが、フルサイズに比べて低光環境での性能が劣ります。

マイクロフォーサーズセンサーは、非常にコンパクトで携帯性に優れ、旅行や日常の撮影に最適ですが、画質とダイナミックレンジは他のセンサーサイズに比べて制限があります。

センサーサイズの違いを比較!フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズの特徴やメリットとは | カメラ・レンズ選びと写真撮影のWebガイド|GOOPASS MAGAZINE

カメラを選ぶ際には、これらのセンサーサイズの特徴を理解し、自分の撮影スタイルやニーズに合ったものを選ぶことが重要です。高い画質とパフォーマンスを求めるならフルサイズ、コンパクトさと価格を重視するならAPS-Cやマイクロフォーサーズが適しています。最終的には、撮影したい被写体やシーン、予算、そしてカメラの持ち運びやすさなど、様々な要因を考慮して決定することが大切です。どのセンサーサイズを選ぶかは、個々の撮影スタイルやニーズによって異なり、一つの正解はありません。撮影の目的や条件に応じて、最適なカメラを選ぶことが重要です。また、レンズの選択肢や予算も考慮に入れながら、自分にとって最良の写真撮影体験を提供するカメラを選びましょう。

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この記事を書いた人

Nikon・Z6とZ50を中心に、オールドレンズを持ち出して風景を撮影しています。撮影テクニックを勉強して披露するブログ記事を書いていきます。

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